J2 2002シ−ズン

第44節 サガン鳥栖 − 大宮アルディ−ジャ

出発が遅れてしまって試合前からお客さんが多くて車を止めるのに一杯一杯。しかもキックオフに間に合わなくて既に試合は始まってました。奥の駐車場に行ったのは初めてだったので鳥栖スタジアムまで走っただけで疲れてしまって…。

で、前半10分くらいから見始めましたがとにかく鳥栖が押しまくり!久しぶりに出場した高木と関本もがんばってました。ただ、この二人、左サイドでボ−ルはもつものの、一人はおろか二人かけても突破できないんですね…。

正直、左サイドはくずせてなかったと思います。ワンツ−で抜け出すわけでもなく、高木が一度ダビにボ−ルをあずけてもう一度もらってから左サイドに張っている関本にボ−ルを渡すのですが、渡した後の動きがないんですよ。副島さんから上がるなって言われていたのかもしれません。関本も一人で突破をしかけるものの完全には抜けませんでした。

それとは対照的に右サイドは大実と鈴木が活発な動きを見せます。大実はフォワ−ド登録でしたがちょっと引き気味でした。鈴木が大実を追い越す動きがあったので右サイドから鈴木がセンタリングをあげるチャンスも何度かありました。ダビッも心なしか右サイドへのスル−パスが多かったような気がします。

そして、押し気味のまま前半27分、ダビッのコ−ナ−キックからはじかれたボ−ルをひろってつないで再び右サイドのダビッへ。ダビッは右へ左へフェイントをかけながらセンタリング。

センタリングの瞬間、森田と高木(?)がニアの方に走り込んでいてそれにつられる大宮ディフェンス。ボ−ルはそれらを通り抜けてファ−サイドでフリ−で待ったいた大実へ!

大実は左足を振り抜くとキ−パ−に当てながらもボ−ルはゴ−ル右へ突き刺さりました。

鳥栖が先制です!

いや〜、そこでフリ−で待っていたのが森田でなくて大実でよかった(笑)

前半はその後も鳥栖が押します。センタリングの跳ね返りなんかのこぼれ玉をあいかわらずチェックの早い陽彦がよくひろってました。そしてまたもやダビッのスル−パスで抜け出した大実のシュ−トがポストに当たるおしいシ−ンも有りました。大実のボ−ルを引き寄せる斜めへの走りが目に付いたシ−ンでした。

そんなこんなで前半が終了です。

しかし、後半に入ると一転して大宮が攻め出します。鳥栖は守りの意識が強すぎたのでしょうか?ボ−ルを奪ってもつなぐことができずにロングボ−ルで森田に合わせようとしてました。しかし、大宮DFのトニ−ニョも体が強く森田もなかなかボ−ルキ−プできません。

そして徐々に大宮が中盤も支配してきます。中盤からボ−ルが前線の黒崎とバルデスへ。しかし大宮もそこからのアイデアが少ないんですね。小坂や原崎が飛び出していくわけではなく、少しサイドに流れてセンタリングっていう攻撃パタ−ン。それではフィジカル的に劣る鳥栖DFも簡単にクリアできていました。

となると大宮の攻撃チャンスはセットプレイだけだったんですが…

失点はそのセットプレイでした。コ−ナ−キックからバルデスが超ドフリ−ヘディングシュ−ト

ありゃ、誰がマ−クとかそれ以前の問題。あっさりと同点に追いつかれました。

失点の後、すぐに副島監督が手を打ちます。鈴木に代えて山道。高木に代えて田村。山道はそのまま鈴木のポジションへ。そして田村が右サイドトップ気味に入り、大実がボランチ気味のポジションへ。

実はこの副島采配がまたまた大当たり

大実はボランチというよりはイングランドサッカ−で言うところのセンタ−ハ−フと言う感じで攻撃にも田村を飛び越して前線でセンタリングをあげ、守備にも最終ラインの前で顔を出して敵をチェック、という感じで大活躍でした。(イングランドでは戻らないセンタ−ハ−フもいますが)

おかげで田村が生き始めます。前線が後半に入って運動量の少なくなった森田とダビッだけになったので自由に右サイドのスペ−スを使い始めました。

田村が一人で右サイドでキ−プできることによって鳥栖も徐々に動きを取り戻し始めました。中盤でボ−ルを奪ってゴ−ル前のダビッにパス。そしてダビッが森田へ至極のヒ−ルスル−パス。

タイミングよく抜け出した森田がキ−パ−と1対1!!

そしてシュ−…打たない?えっ?まだ打たない?

えっ−−−?そこでドリブル???まだ持っていくの???

そこからシュ−トじゃキ−パ−に当たっちゃうよ!!!

って思ったらシュ−トがキ−パ−の横をすり抜けゴ−ルへ!!

よっしゃ!!!って思ったら…

カポン

ゴ−ルポストにはじかれる(o_ _)o ドテッ

この瞬間にいつもの負けパタ−ンが脳裏を横切りました(笑)しかし鳥栖はその後もコ−ナ−キックのチャンス等から攻め続けます。

そして得点はその田村が右サイドをドリブルで切り崩してキ−パ−と1対1。そしてゴ−ル前で待ち受けるゴ−ルエリアの中央で待っている森田へパス。

後は軽く合わせるだけの森田…なのにふかしシュ−ト(笑)

でも入りました^^鳥栖再び勝ち越しです!!

あとはしっかりと守るだけでした。最終戦を勝利で飾るという素晴らしい内容でした。今年の初勝利も森田の決勝ゴ−ル。最終戦も森田の決勝ゴ−ル。森田の成長がうかがえる一年でした。

で、最後にセレモニ−が合ったのですが、どこぞかの隣の県のチ−ムみたいに社長挨拶でブ−イングが起きないだけましだったのかな。

 

J2 2002シ−ズン

第37節 サガン鳥栖 − 大分トリニ−タ

やってきました。九州ダ−ビ−です。福岡戦も盛り上がりますが、この大分戦はそれ以上に心は盛り上がります。なんてったってJ2始まって以来大分には勝ってませんから!

…太字で書きましたがなんとまぁプロとして恥ずかしいって言ったら恥ずかしい。鳥栖はこれまで大物食いってよく言われてましたが大分だけには勝ったことないです。札幌にも京都にも仙台にもJ1に上がっていったチ−ムには必ず勝ってきたのに。

大分さ−ん、鳥栖に負けないとJ1に上がれませんよ−(笑)

試合会場についたのがちょっと遅くなって試合開始10分前くらいでした。いつもなら余裕で駐車場に止められるのですがいつも止めるところは既に満車でした。さすが九州ダ−ビ−!

とりあえず止めるところがなかったのでガ−ドマンの隙をぬって関係者駐車場に止めました。っていうかそんな体たらくじゃいかんと思うぞ、鳥栖スタジアムのガ−ドマンよ…

試合が始まりました。最初はお互いに一進一退の展開が続きます。中盤でのボ−ルの奪い合いが激しかったのですが、鳥栖はボ−ルをキ−プできるビスコンティが今回出場停止でいなかったのが痛かったです。大分はFWのアンドラジ−ニャが中盤まで下がってきてしっかりとキ−プしてました。

鳥栖が攻めているように見えますがカウンタ−気味に大分がアンドラジ−ニャから西山、木島を使って効率的に攻めます。途中、アンドラジ−ニャのいいヘディングシュ−トもありました。鳥栖は攻めさせられているような感じです。

そんな中、大分の選手にシュ−ト打たれたりすると鳥栖のDFの前田は試合中に三好にディフェンスの指導をしていました。福岡時代から相変わらず熱いお人です。

そして29分でした。右サイドで西山がボ−ルをキ−プ。三好がマ−クについて抜かせまいと対峙していましたが西山は抜きにかからずにセンタリングを試みます。それが三好の横をすりぬけゴ−ル前へ。なんとそのボ−ルがゴ−ル前のアンドラジ−ニャにどんぴしゃり!

大分が先制ゴ−ル!!

痛恨の先制ゴ−ルを許します。その後、鳥栖も微妙に攻めていますが大分の守りは非常に堅い!とくに目を見張ったのはボランチの浮気でした。彼は必ずと行って良いほどパスコ−スに入ってきています。鳥栖の選手が出そうとするところに入ってくるので仕方なくバックパスという場面が何回もありました。

そういう面も含めて、大分はテレビで見るよりもすごく強く感じました。逆に言うとテレビに映らないところで本当にいい守備をしてるんです。ボ−ルの出所ではなくてバックラインのマ−クの受け渡しとかスペ−スの消し方とか。流石J2でも有数の失点の少なさです。

そんなこんなで前半終了。こんな感じじゃ鳥栖は負けかな−と思ったハ−フタイムでした。

後半開始の時に選手交代がありました。FWの田村に代わって石橋が入ります。前半トップ下だった佐藤大実がFWの位置に入りました。

実はなんとこの副島監督の采配が大当たり!!

前半はお互いにスペ−スに入っていくタイプの佐藤大実と田村が重なってポストの森田を生かせない所もありましたがボ−ルを持ってドリブルするタイプの石橋が入ったことで佐藤大実が自由に前線で動け出せました。

その効果はすぐに現れました。後半2分です。ペナルティエリア近くでボ−ルを持った森田がドリブルを開始します。逆サイドに流れる佐藤大実に目がいったのでしょうか?大分DFのサンドロと三木が森田を止めることができずに両者の間を森田するすると抜けていきます。途中こけそうになりましたが踏ん張ってキ−パ−と一対一から左足でシュ−ト!

同点ゴ−−−−−ル!!!

いや−実に素晴らしいゴ−ルでした。森田はこれでJ2のゴ−ルランキングの日本人2位に踊りでました。去年までサポ−タ−から

「こら−−−!森田−−−!走らんか−−−!」

って言われていたのが至極懐かしい(笑)

その後も鳥栖が押せ押せです。ゴ−ルにせまる鳥栖となんとかしのぐ大分。後半20分すぎから大分も反撃体制に入ります。金本に変わって怪我明けの吉田が入りました。吉田はトップ下に入ると持ち前のスピ−ドと運動量で徐々にチャンスを作ります。しかしなかなか決定的なチャンスを作れません。

そんな中、また鳥栖がじわじわと大分ゴ−ルに攻めにかかります。そして後半35分、コ−ナ−キックのこぼれ玉が大分の選手の前にこぼれます。その大分の選手(瀬戸だったかな?)がクリアしようとしたボ−ルを佐藤陽彦が素早くカット!そして右からセンタリング。そのボ−ルがキ−パ−を越えて森田の頭にどんぴしゃり!

森田逆転ゴ−−−−−ル!!!

正直、このときに勝負は決まったと思いました。あと10分…あと10分耐えれば鳥栖は大分から初勝利!いや〜、歴史的な瞬間に立ち会えたことがすごくうれしい!ってなるはずでしたが…

この勝敗の分かれ目は筆者は大分の右サイドバックの若松にあったと思います。後半40分過ぎ、若松が右サイドをボ−ルを持って駆け上がってました。その駆け上がっているそばには大分ベンチ…。

目の前の大分ベンチの監督、コ−チ、控えの選手、そしてゴ−ル前にあがっている大分の選手がみんながみんな上げろ上げろのジェスチャ−

正直僕も大分側のサポ−タ−だったら早く上げろ上げろって思っていたと思います。しかし、そんなプレッシャ−の中、なんと若松はセンタリングを上げずにドリブルを始めました。そして途中から左サイドに入っていた古川と争ってコ−ナ−キックを得たのです。

これが大分に取っては大正解でした。大分はここのところセットプレイからの得点が多いのです。案の定、DFのサンドロや有村がゴ−ル前に上がってきました。そしてアンドラジ−ニャのコ−ナ−キックから

サンドロが同点ゴ−ル!

この段階で勝負は決まっていました。このまま耐えれば同点で勝ち点1が得られたのに鳥栖の選手はすべてが終わったかのようにみんな芝生に倒れ込んでいました…

そして試合再開後も鳥栖の選手は動きが悪く、右サイドから大分の浦本がチャンスを作って西山にボ−ルが渡りました。西山がシュ−トを打つときに体を寄せにいく選手はいませんでした

そして大分、奇跡の逆転ゴ−ル!

J2上位のJ1を目指しているチ−ムの底力をまざまざと見せつけられました。

この試合は間違いなく今年のJ2のベストゲ−ムの1つだと思います。

 

J2 2002シーズン

第32節 サガン鳥栖 − アルビレックス新潟

久しぶりに嫁さんに許可をもらって試合見に行けました。鳥栖にとってはとにかくいい試合内容でした。

試合序盤から鳥栖が積極的にボールにアタックしていました。組織的なプレスがかなり効いていました。現在3位である新潟が思うような攻撃ができていませんでした。

新潟はFWの船越にハイボールを集めてそこでキープして寺川に展開というのを狙ったいたのだと思うのですが、まず新潟のDFからのボールの出だしを押さえ、もし船越にボールが出ても船越にキープして展開される前につぶしてました。船越のトラップもちょっと下手だったんですが。

鳥栖の選手達はとにかくみんな走っていたと思います。相手にスペースを作ってもそのスペースを他の選手が埋め、きっちりボールをうばっていました。攻めるときも相手のスペースに選手がとびこみ、そこで作った別のスペースに他の選手が飛び込みフォローするという組織的な攻めが出来ていてここ数試合と違ってかなり良い攻撃、守備していたと思います。

さて、相手からボールを奪ってのカウンターも前節まで見られなかったトップ下のビスコンティにボールを集める意図がかなり見られました。ボールを受けたビスコンティが"ため"を作って左サイドの矢部ッチ、右サイドバックの山道に展開し、センタリングを森田が競るというパターンでしっかりと攻めていました。そのセンタリングを森田が競って落としたところに田村がからんで何度もシュートチャンスを作っていました。

攻めも積極的だったのでゴール前にフリーキックやコーナーキックもたくさんありました。ただ、キッカーのビスコンティや元気の精度があまり良くなかったのが残念ではありました。

そんなこんなで攻めも守りも完璧でした…が、たったひとつだけ足りないものがありました。その足りなかったものとは…

点が入らない

攻めても攻めても点が入りませんでした。攻めて点が入らないと流れは当然悪くなります。そして鳥栖も攻め疲れで局面、局面で走り負けするシーンも出てきます。

新潟が船越にボールがつながりだし、両サイドへのパスもだんだんと出てきました。そしてゴール前でのマルクスのシュートや船越のヘディングシュートをキーパーのシュナイダー潤之介が好セーブ!!応援歌は「ドドンドドンドン 守ーれシュナジュン

あの瞬時の横っ跳びシーンはスタジアム中相当盛り上がりました。シュナイダーの横ッ跳びは筆者が中学時代の体育の時間に跳び箱の上を前転する台上前転の授業があった時に

「若林くんパンチング!!」

って言いながらロイター板から跳び箱を越えて安全マットに飛び込んだ距離よりも飛んでいたと思われます。(ちなみに先生がトイレに行っていると思っていたらしっかり見られていてげんこつ頂きました。)N原先生、ごめんなさい。

試合はじりじりと新潟ペースになっていました。でもシュナイダーが、鳥栖の守備陣が守れば守るほどいける!いける!とも思っていました。鳥栖の3バック(4バック気味だけど変則3バック)がすべてイエローカードをもらうほど体をはった守備をしていました。

そして試合も後半25分を過ぎた頃、筆者の携帯のメール着信音がなりました。誰だろうと思ってメール見てみると嫁が…

「クーラーつけっぱなしで家出たやろうが!!

電気代は小遣いから没収!!」

…(T_T)

そして打ちひしがれた瞬間にDFの裏をとられて新潟のゴール(+_+)

その後、結局1点を取り返そうと攻めた裏をとられて新潟の追加点を許して2−0で破れました。鳥栖は攻めても攻めてもゴールが奪えず、筆者は謝っても謝っても嫁のご機嫌は奪えませんでした。お互いに良い試合だったんですけどね。