J2 2003シ−ズン

第32節  サガン鳥栖 VS  コンサドーレ札幌


スタジアムに入って、マッチデーニュースをもらって驚いた。札幌戦はエガちゃんが来る日だったのである。それにしても観客の入りは少ない。アピールが足りなかったのかエガちゃんでは集客能力がないのか。とにかく現行では鳥栖の試合そのもので客を呼ぶことはつらい状況なのでこのような興業でお客さんを呼ばないといけないのに少々寂しいスタンドであった。

さて、試合は開始から鳥栖が両サイドを起点に攻め上がる。札幌の両サイドのスペースが大きく空いているのを狙ってか大友がドリブルでゴール前へ持ち上がりシュート。しかしボールはゴールを大きくはずれる。大友はこのような形で試合終了まで何本かシュートを放ったが枠に飛んだシュートは記憶にない。山道も札幌DFをかわして左サイドを独走しゴール前まで運ぶ。角度のないところからシュートを放ったがこれも枠を大きくはずれる。そのとき、札幌ゴール前には3人ほど選手がつめていた。早めにパスを出せれば得点もできたかもしれない。(まああくまで結果論。シュートが枠に飛んでいれば文句は言わないのだが)とにかく両サイドの選手共にシュートを放つ時にはせめて枠には飛ばして欲しい物である。

札幌はチーム全体的に運動量がなかった。森下が酒井、砂川の上がったあとをケアしていたが
なかなかスペースを埋められていなかった。スペースのあいた右サイドを鈴木、大友が上がっていくがなかなか元気、村主からパスがでずにチャンスを失うことも度々あった。速攻をしかけたいところが遅攻になってしまい、右サイドから村主がジェフェルソンめがけてアーリークロスを挙げるが札幌DFもしっかりついていてコーナーに逃れる。コーナーからはジェフェルソンがフリーでヘッドをする場面もあったが、決められない。決して札幌DF陣も安定した守りではなかったので得点できなかったのが悔やまれつつ前半はどちらかというと鳥栖が優勢で終わる。

後半になって札幌の運動量が活発になってきた…わけではない。鳥栖の運動量が圧倒的に落ちたので五分五分になったような気がしただけだ。札幌はウリダが機能せずに両サイドへのボールの配給が遅れ両サイドバックも効果的なオ−バーラップができない(札幌はどちらかというと右サイドはり気味で3バック気味な時間帯もあった)それでもアンドラジーニャがボールを受け、砂川、酒井を使う場面もちらほらと見えてきて前半よりも攻めの形は多少は出来てきた。
ゴールもアンドラジーニャからの深いクロスを砂川がヘッドで合わせたもの。アンドラにボールを挙げさせた中盤の選手、マークにつけなかった最終ライン、すべてが一瞬の油断で決まってしまった。いつものパターンである。

鳥栖はジェフェルソンがボールをキープできないのが致命的であった。あと、体勢がいい選手に渡せばいいものの自分で保持して無理な体勢からシュートしたりと、このようなチーム状況からか今まであまり見られなかったブラジル人らしい(?)特徴がでてしまった。元気、朝比奈にスイッチした方がよかった…というような場面もいささか見られた。ボールチェイスと時折みせるドリブルがよかったがいずれも単発で味方につながる攻撃ではなかった。

鳴尾はスペースづくりに励んで動いていた物の前半のような動きはできていなかった。ボールを受けてもキープ力に限界があるので全体の押し上げに貢献できずに大友の突破だけが頼みという攻撃パターンに終始していた。

村主は守備時、攻撃時を顔を出して運動量豊富なところを見せていた。今日のメンバーの中ではよかった方ではないのかと感じた。その反面、今日は元気の出来が悪すぎた。抽象的であるが、前を向いてアイデアがなかった。遠目からのシュート、サイドチェンジというのを期待していた割にはそのような動きはあまり見られなかった。

後半途中から出てきた大実も積極的に絡もうといていたのだがいかんせんボールが来ない。
あと、交代で出てきた米山にはどのような指示があったのだろうか。ドリブルによる突破か、中盤でのボールチェイスか、それともサイドの起点となり味方の上がりを待つのか、米山が右サイドに行ったと共にカツをボランチに移動したのだが同じくその意図も分からずに試合は終了してしまった。

試合内容はいつもの繰り返しであったが今日の収穫はゴール裏に現れた偽エガちゃん(笑)と綺麗な花火であった。