J2 2003シ−ズン

第34節  サガン鳥栖 VS モンテディオ山形   


球場に入ると、サポーターが前半応援をボイコットしていた。人間は厳しくしかって伸びるタイプと誉めてやると伸びるタイプがいる。いままで声援を送ってダメならば厳しくしかろうということか。この厳しさを選手が受け取って気持ちのこもった試合をしてくれればよいのだが。

さて、試合はスタメンを聞いて驚いた。宮川がボランチの位置に入っていたのである。この時期に今まで試したこともないフォーメーションをまたテストである。今までの試合が一体なんだったのかと正直感じてしまった。

開始当初は古川が右サイドでいい上がりを見せて右サイドからしばしばチャンスをつくる。しかし、前回の出場でもあったように古川の最後のキックの精度がよくない。攻め込むもののいいクロスがあがらずに得点の気配はなかった。古川があがったスペースを度々山形に突かれていたが山形も前線へのフォローが遅かったので得点にはつながらない。

古川は試合毎にポジショニングがよくなっていると感じた。守備時に多少中央にしぼりすぎる嫌いもあったが森、宮川のカバーが遅れがちだったので仕方がなかったのだろう。宮川はやはりCFの選手なのでサイドのケアや、フォロ−にボールを受けにいく動きは矢部や陽彦のそれとは比べるもなく悪かった。宮川がボールを受けたときによくフリーになっていた左サイドの中村まで振れたらおもしろかったかもしれない。

その他に前半目立ったのはペリクレスのフィードがよかったと感じた。組織的な守備の山形であるが、鳴尾の動きに合わせてペリクレスが上手にボールをフィードしていた。守備はちょっと疎かな面も見えたが、もしも来年も雇うのであればコンビネーションさへよくなればかなり使えるかもしれない。

山形の先取点は本当に一瞬の好きを突かれた。ディフェンスラインを横切るような大島の動きにディフェンスがついて行けていなかった。今日はゾ−ンで受け渡していたが、今回の様な(というか毎回だが)急造ディフェンスではやはりつらいものがある。

後半になって3-5-2のシステムに変更してきた。
だが、後半当初は左サイドに元気が入ったためにあがりすぎてしまって逆に山形にそのスペースを使われてしまった。元気と小石がポジションチェンジするまではサイドに選手がおらず、全然形になっていなかった。ロングボールも鳴尾、大実ではやはり競るには問題がある。中央からのスルーパスを狙いたいところであるが元気のパスの精度は今日も調子が悪く、ジュニーニョの持ちすぎな点も前回よりはよかったもののいまいち解消されておらずにいい形は作れなかった。

最大の見せ場は後半試合終了寸前、小石と元気が左サイドでワンツーで抜け出し、最後は小石が一人かわしてセンタリング。中央で競ったボールが米山の前にこぼれてきて米山が左足ボレー。シュートは大きく浮いてしまったが形は良かった。あとは技術の問題である。

小石が入ると相手を抜けてそして良いクロスが入るので形ができやすい。
ジュニーニョももっと小石のように簡単にプレーしたら持ち味がでるのかもしれない。

それにしても今日も負けてしまった。いつになったら勝てるのだろう。