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Jリーグ Division2 2005シーズン
トレーニングマッチ サガン鳥栖 2 - 2 ヴィッセル神戸サテライト 2005/2/27 鳥栖スタジアムで行われたヴィッセル神戸サテライトとの練習試合を観戦しに鳥栖スタジアムに行ってきた。筆者は午前中は所属しているソフトボールチームの練習があったので、それが終わって行こうと思っていたら練習が1時まで伸びたためにぎりぎりでの到着となった。到着すると試合開始少し前であったが駐車場はほぼ満杯。筆者の車が駐車できた車の最後から2、3台くらいではなかっただろうか。開幕を1週間前に控えてファンの皆様の試合に対する渇望がたくさんのお客さんを呼び寄せたのだろう。そしてその試合自体は今年のサガン鳥栖の希望と不安が入り交じった内容となった。 ◆守備意識の統一 観戦者が多かったため、得点経過に関しては周知の事とは思うが一応記しておく。 1点目は宮原。義希がクロスボールをあげ、鈴木が競ったところのこぼれ球を宮原がシュート。義希のクロスは左足でのクロスだったと思うが、同じ左足では奈良崎のクロスよりも精度が高くするどいボールが蹴れたと思う。個人的には竹村が間に合わないのならば左足での早いクロスを蹴ることができる義希を推したい。 2点目はフリーキックから長谷川のヘッド。高林は宮原がいない時にフリーキックを蹴る模様だ。練習試合を見に行き始めた当初はあまり精度が高いとはいえないキックが多かったが、鹿実戦くらいからいいキックを蹴るようになってきた。 さて、見出しである守備意識の統一という点であるが、今日はボランチの動きに注目をしてみた。今日の試合はボランチ、もしくは宮原から小石にロングボールが通る場面が多数あった。小石の体がキレていたため(鹿実戦で心配していたが調子が戻ってきてよかった)相手をかわしてクロスボールをあげる場面が数回訪れる。サイドにロングボールが通ったときには得てして前がかりになるきっかけをつくりやすく、ボランチもゴール前に上がっていく場面が見られる。しかしながら…
図はビジュからのロングパスが小石に通ってドリブル突破を行い、ゴール前にクロスがあがる時のシーンである。飯尾とビジュは自制していたかのように中盤でスペースを埋めていた。特にビジュはパス&ゴーの形でゴール前まで一気にあがって行ける場面であるが飯尾とともに中盤でウェイトし、カウンターに対してリスクマネジメントしている状態であった。 実はこのときにクロスボールの精度が悪く、こぼれ球をヴィッセルの選手がカットして素早くカウンターに移れる場面であったがボランチ2人が立ちふさがったために何の問題もなく両サイドの選手が戻って守備へと移行する事ができた。まずは失点を抑えるという考えからボランチがこういった動きが取るのはかなり鳥栖も守備に対する意識が増しているなというのを感じた。実際、飯尾の守備に対するカバーリングは効いていた。山道が上がって行ったスペースには必ず飯尾が下がって常にDFラインを3枚にする意識を持っていた。守備意識の高いボランチはチームの守備を安定させる。 しかしながら飯尾は攻撃面に関してはまったく打つ手なし。パスセンスのなさは目を覆うばかりであった。守備の選手と言うことでわりきって、攻撃面では目をつぶろうと思っていたのだが。。。 神戸の2点目は飯尾の守備のミスから生まれた。神戸のFW村瀬(J1出場経験(+アシスト)もあるスピードあふれる選手)とDFラインの1枚前での1対1の場面であっさりとかわされてしまう。相手のFWが一枚上手だったのかもしれないが、あのようなかわされ方をしてしまっては守備的MFとして入っている価値がなくなってしまう。 次にまずかったのは1枚目の壁であるボランチがかわされたときのDFラインの対応。村瀬はFWであり、ドリブルでバイタルエリアに進入してきても村瀬を追い越したMFはいなかった。サイドに選手はいたがゴール前ではDF側の数的有利な状況は作られていたのである。しかしながらボランチがかわされた時の事を想定した守備ができていなかった。ドリブル突破を図られて破られたときにどのような対処に行くのかというのが明確ではなかった。最終的にはチェックが甘く落合までかわされてシュートに持って行かれ決められてしまう。蔚山戦でも同じ様なことを書いたが、いるべき位置に1人いなくなった時の対処が非常にまずい。ドリブルでするすると抜けられてしまう場面が多いのでDFラインでよく話し合ってボランチ、もしくは両サイドが破られたときにDFラインとの勝負になったときのある程度の決め毎を行わないといけない。もうひとつ再び蔚山戦と同じことを書くが落合の守備の軽さがやはり目立ってしまう。村瀬に決められたときにも最後にかわされたのは落合であった。リベロ(スイーパー)の位置にもう1枚純粋なストッパータイプをおきたいのだが…。 次の図は後半の場面であるが、神戸にカウンターを喫した場面があった。高林がボールをチェックしに行き前線までプレスをかけた場面だ。この場面では周りの声、カバーリング、スペースの埋め方、すべてにおいてミスが重なったために神戸にチャンスをプレゼントしてしまう。
図は、後半のある場面で高林が高い位置へプレスをしかけた場面である。ボールをとりにチャレンジにいくこと自体はよいことだと思う。特にあの高い位置で奪うことができたならばゴールチャンスを得ることは確実だからである。しかし、あの位置に高林がプレスに行くことがチームとして共通の意識でなかったことがピンチを生み出してしまう。 1.プレスに行くか行かないか 2.プレス開始後の動き ◆ボランチの組み合わせ 後半に入ってボールが回りだし、鳥栖にチャンスが何度も訪れた。キーパーと1対1のチャンスを2トップが何回も作り出したが決定力不足で残念ながら無得点。このチャンスを生み出すきっかけとなったのは筆者的にはボランチがビジュから高林に替わったことに起因すると感じた。 さて、試合を見た方は覚えているかもしれないが、前半は攻撃時においてビジュと飯尾のどちらがボールを触った回数が多かっただろうか?どちらがDFラインまで下がってボールを受け取りに来ていただろうか?多分飯尾の方が多かっただろう。ビジュはロングボールを通すような場面やヘッドでのクリア(打点の高さに驚いた方も多かったと思う)の印象は残っていてもビルドアップでのイメージは飯尾の方が多かったと思う。そしてこれから攻撃にという場面で飯尾のパスミスが目立っていた…。 後半はビジュに替わって高林がボランチに入った。すると前半で飯尾がボールを受けていたポジションで高林がボールを受けることになる。高林の方が飯尾よりも判断が早くパスが正確なために攻撃のビルドアップという点で両サイドとトップ下の3枚とのボールの受け渡しがスムーズであった。 さて、今回の見出しの通りボランチの組み合わせが重要になるのだが、攻撃面と守備面という2つの動きが要求されるボランチを筆者的に分類してみた。 ★攻撃型 … 村主、高林、(義希)、(小石(笑)) カッコ書きの選手は専属ではないもののポジションとして守れるという意味である。小石の件は悪夢として早く忘れることが重要だが、一応前監督指導の元での経験者ということで攻撃型に分類してみた(笑) 昨日の試合は前半は守備型の2人がでていたためにどちらかというと守り重視。フリーキックでのマークミスからの失点はあったがボランチの守備能力的にはまあまあ機能していたと思う。(とりあえず両サイドの守備に関しては黙殺)後半は高林が入ったために攻撃力がプラスαそして守備力もマイナスαされたという風に考えられる。後半の方がチャンスも多く、またピンチも多かったというのを考えると高林の存在がチームに様々な影響を持たらせたのが分かっていただけると思う。 これまで幾度か練習試合を見てきた筆者的にはボランチの組み合わせは村主+ビジュが最適だと思うが、果たして監督の考えや如何に。 ◆選手雑感 目に付いた選手の雑感を。 ★新居 ★鈴木 ★山道
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