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Jリーグ Division2 2005シーズン
トレーニングマッチ サガン鳥栖 2 - 2 九州学生選抜 2005/3/1 3月らしい暖かい日差しの中、開幕前最後の練習試合となる九州学生選抜との試合を見に行った。このサイトのおかげでいろいろな鳥栖サポーターの方とのつながりもでき、みんなでわいわいといろんなことを話しながら観戦することができた。非常にありがたいことである。 ◆ システム 今日は試合開始前にユニフォ−ムを着た選手が控え室からぱらぱらと出てきたが、出てくるのは次から次へとDF登録の選手…。試合開始と同時のフォーメーションを見てとにかく驚いた。
1本目と2本目の途中が左の図、2本目の途中からと3本目が右の図である。最初はボックスで始まったが、あまりにも中盤の出来が悪く途中でダイアモンドの配置に替わったため図はダイアモンドにしている。ボックスのときにボランチには落合が入っていたが完全に消えてしまっていた。DFラインとMFの距離が近すぎてFWまでボールが回らずに中盤がまったく作れない。今年のサガン鳥栖はトップ下の選手がいないとパスが回らないというチームになっているみたいだ。パスが回らない故にボールポゼションが取れずに攻めることができず、相手に2点を献上してしまうことになる。 キーパーは2本目では河原が入り、3本目にシュナに交代。キーパーの中ではシュナが一番指示の声がでていた。見ていて安心できる。ケガについては本人も「大丈夫です!」と言っていたのでもしかしたら開幕戦で出てくるかもしれない。3本目は最後に阿部に替わって下司が入っていた。後半のメンバーではDFである村主、一柳がなぜか積極的にあがって行ったために意味もなく2人を1本目の配置よりも前目に書いている。笑ってしまったのが中盤で村主がプレスをして一柳がボールを奪った場面。後ろのカバーは竹村と奈良崎と小井手がいた。セットプレイであがっていたどさくさまぎれとは言え楽しいシーンであった。 今日4バックにした意味と目的は…監督のお話を少しだけお伺いすることはできたが申し訳ないが分からない。J2は長いシーズンになるため3バックが煮詰まってしまったときの4バックの適正を見極めたいとの考えかもしれない。シーズンが始まったら練習試合を組むことが難しくなるためにこの時期にいろいろ試しておきたかったのだろう。 ◆ 得点経過 本日の得点は味方の得点も相手の得点も全て矢野がからんでいた。まさに矢野Day(笑) 1点目は九州学生選抜(以下九州選抜)。矢野が左サイドバックでプレスをうけて中林へバックパス。中林はファンデルサールばりにゴールマウスからはずれたところでボールを待っていたが矢野のパスがゴールへむけて一直線であったために足ではじき出してコーナーに逃げるのがやっと。そのコーナーキックから九州選抜が1点をあげた。ヴィッセル神戸戦でも感じたが相手フリーキックのときのマンマークが非常に甘い。 2点目も九州選抜。右サイドで鈴木が起点となって氏原へパス。氏原がボールを受けたとたんに九州選抜の3人がプレスにかかりボールを奪う。奪った瞬間にセンターラインの右サイドでフリーになっていた選手にパス。鳥栖の左サイドバックは矢野。1対1の勝負になるが相手のスピードが早くてそのままゴールライン付近までドリブルであがられてしまう。矢野は…抜かれながらも必死に追いかけて行ったが残念ながら追いつかなくてクロスをあげられニアから打点の高いヘッドで得点。この得点は九州選抜の素早いプレスが光った得点であった。 次の得点は鳥栖。矢野がプレスにあいながらギリギリで逃げ切って飯尾にパス。このプレスから逃げた矢野のパスが起点となる。そのまま飯尾から井手口に渡り、井手口がサイドを上がった山道にパス。山道は早めに氏原にあげてヘッドで落したところを宮原がシュート。鮮やかに決まった1点であった。 最後の得点でもある同点に追いつく得点は、左サイドでボールを奪った鳥栖が矢野へ渡る。矢野が大きくクリア(ハイパント?)そのまま中盤で混乱状態になってボールが宮原に渡る。ボールを受けた宮原がドリブルで上がってロングシュート。正確なシュートがゴール右隅に突き刺さった。 ◆ 4バックでの攻め 4バックシステム自体の出来としては圧倒的に後半の方が良かった。ヴィッセル神戸サテライト戦でも述べたが、ボランチとしてのパスセンスは飯尾よりも高林の方が抜群に良い。後半は高林が中盤の底に入ったために前半よりも前へとでるパスが増えて中盤をしっかりと作ることができた。
前半で崩した場面と言えば、落合が右サイドでためてその間に山道があがってきたところを右サイドへスルーパス。その連携が何回かうまくいったくらいでその他には目に付いた場面はあまりなかった。 後半の方が崩した場面は多かったが、図は全てワンタッチでのパスがつながった場面である。奈良崎が高林へパスして右サイドを駆け上がる。その間に小石、新居とパスが回って新居が右サイドへ展開。奈良崎がパスを受け取ってきれいにサイドを崩した場面になった。「サイドでのパス交換は局面でトライアングルを作れ」というがその基本通りの展開で見ていて気持ちのいいくらいにパスがつながっていた。 後半、もうひとつすごく良い場面があった。高林からくさびのパスがFWに入る。FWからMFに戻してそこから大実(?)にパス。大実が左サイドを上がっていたフリーの小井手にパス。小井手は相手のマークを外してゴール前フリーになっていた下司へパス。下司のシュートは大きく枠を越えてしまったが非常に素早いパス交換でこれもまた良い攻撃であった。あまりに早いパス交換で選手をメモる間もなく次のプレーに移ってしまったため、プレーも選手名も不正確。残念だが図は割愛させてもらう。(ホントは非常に紹介したい場面だった!) 4バックの両サイドバックは本日は4人の選手が入ったが、思いがけず適正が見られたのは奈良崎であった。上がるタイミング、そして守備のマークのつきかた、攻めの気持ちが強い選手ということもあるしサイドバックとしても十分活躍できるだろう。逆に4バックはつらいかなと思ったのは小井手と矢野。特に矢野はパスを受けるためにどこにいたらいいのか分からずに混乱しているような場面もあった。センターバックで使うべき選手であろう。 全体的に言うと試合自体は見ていてシステマチックな動きはほとんどなし。とりあえず新たなシステムを試してみたという感じ。ロングボールを出しても拾えない場面が多かったし、ボールポゼションを奪うこともできずになかなか厳しい展開であった。特に最初に九州選抜に2点とられたときにはどうなることかと思ったが追いついて良かった。練習試合とは言え、負けている展開でサッカーの質がよくなくても追いつくことができるという事自体は去年から考えると進歩ではないかと思う。 さて、いよいよ今週末には待ちに待った開幕を迎えるわけだが、もしも間に合えば次回の更新では開幕戦の展望を述べたい。
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