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Jリーグ Division2 2005シーズン
トレーニングマッチ サガン鳥栖 4 - 0 福岡大学 2005/3/9 週末に札幌戦控えたこの日、トレーニングマッチがあるということで北部グラウンドに行って来た。役場に用事があったのと車検に車をだしていたのでいつか引き取りにいかないといけないと思っていたのだが、午前中にトレーニングマッチがあることが分かってちょうどいいタイミングだったので午後の半休を取って見学してきた。レギュラー組は午前中にフィジカルと個人技中心のメニューですでに上がっていたとのこと。この日のトレーニングマッチは45分x2本の控え組中心で行われた。 ちなみに余談だが8日のJリーグ実行委員会で鳥栖の来年度からのユニフォームとロゴの変更を確認したらしい。来年は再びあの色のユニフォームが見られるかもしれない。 ◆ メンバーと得点経過 スタメンは前後半共に控え組中心。前半は4-3-1-2のような形。後半はほぼ4-1-3-2。フォーメーションの詳細は後ほど。
非常に残念というか申し訳ないのだが、最初の得点と2得点目はバックラインとかサイドとか他の所を見ていたら気がついたら下司が飛び出してボールはゴール前という展開でうろ覚えなのでご容赦を。 1点目は下司。サイドから飛び出してフリーでボールを受けてそのままボールをドリブルで運んでシュート。 2点目も下司。これも飛び出して縦パス一本で中央を抜ける。ゴールやや右のライン際で一度つかまるもボールを失わずに切り返して中央まで持ち直してキーパーもかわしてシュート。ほぼ個人技で決まった1点であった。 3点目は高林。DFラインがカットしてカウンター発動。ボールは高林へ。高林は新居に預けてパス&ゴー。新居がDF2人をひきつけている間に裏に抜けた高林へ鮮やかなスルーパス。キーパーと1対1になった高林が冷静に決めて3点目。これは素早い攻撃でよかった。 4点目は長谷川。下司が右サイドで受けて追い越して裏に抜けた大実へスルーパス。大実が右サイドからクロスをゴール前へ。キーパー、相手DF、阿部が交錯したがボールはそのまま抜けてつめていた長谷川がゴール。阿部は空振り気味だったので自分が決めきれなかったことをかなり悔しがっていた。 ◆ DFラインから中盤へとつなげない 正直言うと、前半も後半も序盤は福大の方が押していた。コーナーキックも前半の序盤だけでも3〜4本くらい与えてしまっていたと思う。鳥栖はカットして攻撃に転じてもボールがつなげずに中盤でボールを奪われる事が多かった。鳥栖の悪い時間帯は見ていて非常に分かりやすいボールの取られ方であった。福大の中盤と前線の寄せ方もなかなかよかったが後半は特に取られ方がまったく同じで工夫のない中盤とバックラインであった。
左の図は前半に攻撃がちぐはぐだった悪い時間帯だ。守備時は3ボランチのような形で中盤の3人が並んで守備を行っていたが、攻撃に入るとビジュが図のようにサイドにフリーで張っていた。左サイドでパス交換が行われているときは、ビジュがさかんに呼んでいたがボールが回らないことが多く、多少苛立っていた。しかしながら確かにフリーで待ってはいたのだがビジュにボールを回す中盤の人間がいないのである。ここで加藤、村主、一柳という形でパスを展開したら福大の選手も当然右サイドの守備に移行してしまってビジュはフリーではなくなる。DFラインでボールを回すことが多かったので詰められて奪われて一気にピンチを迎えたり、村主や高柳のパスミスがそのままピンチを迎えることもしばしばあった。こういう形で前半の最初の方は前の方でパスが回らずに後ろからのロングボールが多い攻撃になってしまった。前半のオフサイドの回数は10回(以上)。いつもは数えないのだが序盤からあまりにもオフサイドが多かったのでついつい数えてしまった(苦笑)。1本のパスに抜け出すことに成功した下司が得点を重ねたがJリーグの公式戦では通じないだろう。 しかしながらこの状況から松本監督の一つの指示でバランスを取り戻す。
この指示の後、ビジュが中にしぼるようになり、高林のダブルボランチのような形になる。中盤でボールを持ってもビジュと高林の2人が中盤でボールを持つために素早く回せば相手プレスがばらけるので高林の負担が軽くなって前を向いてボールを出せる場面ができる。そうすると高林のパスセンスが生きてきてロングボールが通る場面もでてくるし、パスが早く回せるようになってサイドバックからFWにつなぎも入るようになるので崩せる場面もでてくる。特に新居にボールを預けたときは新居がためて振り返ってサイドにスルーパスといういい形を何度か迎えた。高林と新居のコンビネーションによる得点もその良い流れの中で生まれた。 次に右の図で後半の悪い時間帯を紹介する。鳥栖ボールなのだがバックラインで回してボランチの高林に渡しても前の選手のフォローがないために出しどころがない。前線の動きもなくボールを待っている状態だ。バックラインと高林で何回か往復した後に前線の選手が1人引いてくる(図では長谷川)。高林はそこにボールをだす。すると福大の選手が図の水色のように一斉にプレスで奪いに掛かる。そして鳥栖はボールを失う。特に後半は何度同じ場面を見ただろうか。福大の守備組織はボールの奪いどころの共通理解ができている素晴らしい守備であった。ちなみに福大はボールを奪っても攻撃面においてはクロスの精度、フィニッシュの精度にかけていたために鳥栖としては事なきを得ていたのだが危ない場面は何度か見られた。 もうひとつ、後半に悪かった点は左サイドの小井手の裏をつかれることが多かった。ロングボールが通ってしまって左サイドで起点をつくられる事が多かった。福岡戦で有光に散々裏をとられてしまったが、サイドの裏をとられるのは早めに修正しておきたいところだ。ちなみに中林のファインセーブがなかったら点が入っていたという形が2度ほど。また、左サイドからクロスを上げられて村主も一柳もマークを見失って相手FWにフリーでヘディングをされた形が1度。この日の決定的ピンチは3回というところか。 こういう悪い時間帯が続いた後、またもや松本監督の渇が入る。
この指示がでたあとは前線の動きが多少活発になり、小石や長谷川や時には下司までもボールを受けに中盤に引いたりスペースを作ろうとしたりする動きがでてきたりしてパスが回るようになる。飛び出す動きも活発になったためにロングボールを出せるようにもなるが後半もオフサイドはよくひっかかっていていた(7回以上)。前後半のオフサイドの数を積極的に飛び出しを狙った結果と見るか、それともラインを見切れていないと見るかはちょっと微妙。まあ、裏に抜け出せる場面も多かったしチャレンジ精神の結果ということにしておこう。 ◆ 新居のタメと高林のロングパス、そして決定力のなさ 今日のチャンスを演出していたのはこの2人であった。新居は相手DFを背にボールを受けてそして振り向きざまにスルーパスをだすという形が何度かあった。また、裏への飛び出しからのシュートが見られたり、守備においても前線からのプレスに貢献していた。今日は高林も攻撃の起点になっていた。中盤でボールをはたき、前を向くことができればロングボールでサイドチェンジやラストパスを送り、FWの飛び出しにタイミング良くボールを配給していた。高林のパスは練習試合を見れば見るほどによくなってきているように思える。(特に飯尾様がアレなもんで(苦笑)) 図では表さないが筆者がメモっていたシュートまで持ち込んだ展開を記載しておく。イメージは各々皆様方の頭に描いて欲しい。 まずは前半から。ビジュが中央やや右から右サイドの一柳へ。一柳は引いてきた新居へパス。新居はボールを受けてDFを背にしながらビジュに預けて前線へダッシュ。ビジュはDFラインの背後にボールをだす。素晴らしいスルーパスと飛び出しだったのだが、事もあろうに下司が素晴らしいカット(笑)残念ながらFWの2人がかぶってしまってチャンスがついえてしまった。 次は、福大が右サイドでボールを持っているときに新居とビジュではさみこみを行う。福大の選手はたまらずにロングボール。加藤がカットして素早く竹村へ。なんとこの時に新居はプレスが終わった後に左サイドのスペースへ走り込んでいた。竹村は新居が走り込むスペースへパスをだし、新居が持ち込んでシュート。 これは後半。長谷川が左サイドでボールを保持。小井手が左サイドを駆け上がる。駆け上がりながら「中に入れ!中に入れ!」とオレはおとりだよと言わんばかりに声をかけていた。あんなに聞こえる声だったらおとりにならなさそうだが福大の選手はしっかりと惑わされていた(笑)指示通りに中に入って高林へパス。高林は右サイドを飛び出した阿部へロングパス。阿部が持ち込んでセンタリングをあげ、大実がどフリーでヘディングシュートを打つもキーパー真っ正面。 バックラインでパスを回して小井手がロングパス。中盤から大実が飛び出してオフサイドトラップに失敗した福大DFラインよりも早くボールに追いつく。持ち込んでキーパーと1対1で左足でシュート。なんとまたしてもキーパー真っ正面。 下司がドリブルでペナルティエリア付近を横切るがカットされる。福大の前線へのパスを再び高林(?)がカットしてボールは阿部へ。阿部がドリブルでペナルティエリア内に切り込んでいき、シュートを打とうかという場面で倒されてPK。キッカーはそのまま阿部。そして物の見事に外す(笑) ◆ 選手雑感 ★ ビジュ ★ 大実 ★ 下司 ◆ プロ野球1分勝負!(おまけ) ♪どか〜んと一発やってみよう〜よ〜 中林1号 (右足)バックパスのクリアをキックミスで右中間へホームラン。 中林2号 (左足)ロングパスをキックミスして左中間へ。 中林3号 (左足)場外ホームラン。何度かバウンドして車にも直撃。 今日は好セーブを見せていたのでキックももっと練習して頑張ってほしい。ちなみに後半の福大のゴールキーパーはキックがうまかった。 |