Jリーグ Division2 2005シーズン

  TM サガン鳥栖 3 - 0  FC琉球

2005/4/13

青森出張を終え、久しぶりに九州へ帰ってきたので午後から有休をとって練習試合にでかけた。久しぶりに見るサガン鳥栖であったが連敗のショックはなく、監督・コーチの相変わらずの声と共に生き生きと練習試合に臨んでいた。

◆ メンバー

前半

後半

ビジュは途中で飯尾に交代。中林も途中で富永に交代した。宮原がトップ下だったのだろうが引いてボールを裁く時間が多かった。フラットな中盤のような気もしたがポジションチェンジも少なかったのでイングランド式のフラットな4枚の形ではない。攻撃時には宮原が下がり気味で組み立て、守備時にはダイアモンド気味に前線でプレスに参加しているよう感じだった。ダイアモンドとも呼べずなんとなくフラット気味という感じだったので上の様に中盤を記しておく。後半は途中から矢野に変わって落合がはいる。その後飯尾が退き再び矢野が入って落合がボランチにはいる。富永は河原と交代した。

◆ 得点経過

1点目の流れ

1点目は鈴木のヘッド。左サイドでボールを奪い、義希が宮原へ戻す。このときは前で山道が構えていたが見えておらず後ろに返してしまった。宮原が中央へ向いていたためにこの段階で逆サイドに展開しないとチャンスができないかと思ったが、山道がそのままフリーで「ミヤ!!ミヤ!!」と大きい声で呼ぶとその声に反応した宮原が向き直ってもう一度左サイドの山道へパス。このパスと同時にタイミングよく新居が飛び出してきたので山道がゴールライン際へパスをだし新居のクロスを師匠が打点の高いヘディングで決めた。前線のプレスからボールを奪ってからの組み立てが早く良い得点だったと思う。

2点目は大実のフリーキック。ペナルティエリア付近やや左から豪快に蹴りこんだ。大実のフリーキックはいままでに見たことがなかったがかなり華麗にゴールへと吸い込まれていった。

3点目も大実。左サイドでボールを奪ってペナルティエリア付近で構えていた大実へパス。大実がDF1人を右サイドに進んでかわしてペナルティエリア外からのシュートがこれまた豪快に突き刺さった。

◆ 前線からのプレス

今日の試合(特にレギュラー組)は前線と最終ラインの幅を一定に保ち、ゾーンにおける守備の意識を徹底しているように感じた。逆に危険を冒して攻めると言うこともなかったがバランスを保つ事を念頭に置いた試合だったように思える。守備の時間帯において井手口が盛んに最終ラインの取り方に対して指示を出していた。ラインの上げ下げをここまで意識しているのは今までで一番だったような気がする。井手口のラインコントロールの効果もあってか前線と最終ラインがある程度コンパクトに保てていた。また、最終ラインの押し上げができているため、前線も高いところからのプレスに走る事ができて高い位置でのボール奪取ができていた。得点のシーンも前線からのプレスで奪った場面だが、その前にも2回ほど前線でボールを奪ってシュートにつながる場面があった。

宮原のシュート

図はこぼれ球を宮原がシュートに持っていったシーン。新居が左サイドでプレスを行い、相手に中央にいたDFへパスをさせる。そこにも鈴木師匠がプレスを行ってクリアミスでこぼれたボールをペナルティエリア外で宮原が拾い、ワントラップしてシュート。残念ながらポストの金属音とともにはずれていったがおしいシーンであった。もうひとつのシーンは左サイドでまたもや新居がプレス。こぼれてきたところをこれも宮原が拾ってクロスをあげ鈴木がシュートを放ったという展開であった。

得点の場面もふくめて高い位置からボールを奪いにプレスにいく場面が何度か見られた。その位置でボールを奪うことができたら即攻撃につながる。先々週に仙台と横浜FCの試合を見てきたのだが横浜FCが高い位置からプレスをかけて仙台のボランチのミスをさそって高い位置でボールを奪う場面が非常に多かった。今日の試合と同じようにコンパクトを保ちつつも高い位置からしかけていくような形がとれれば次節の試合も同じ様な展開でチャンスにつながるような気がする。

◆ ポストプレイからの早い展開

もうひとつ、攻撃面で目立ったシーンはポストプレイから早い展開で右サイドの長谷川の飛び出しを生かした展開であった。

新居が中盤からボールを受け取りボールをキ−プしてタメを作ってから宮原へ返す。宮原が右サイドの開いたスペースへと走り込む長谷川へパスを出す。長谷川がクロスをあげるものの残念ながら鈴木師匠にはあわなかった。このように新居のポストから宮原へとつなぐパターンが何回か見られた。キーパースローが新居へ渡ってからの展開も上の図と同じ様な形で右サイドの長谷川へとボールが回っていた。仙台の左サイドバックの富田は攻撃に絡んでくるような選手ではないので今日のようなスペースを与えてもらえないかもしれないが、長谷川は是非とも今日のようなチャンスメーカーとして活躍してほしい。

長谷川はこのように攻撃においては効果的に絡んでいたが、守備面ではサイドバックの奈良崎とプレスのタイミングがあわずに相手にスペースを与える場面があった。そこはこれから試合にでて感覚をつかんでいくしかないだろう。守備といえば今日の試合(前半)は流れの中でピンチを迎えることはあまりなかったが、コーナーキックでマークをはずしてピンチを迎える事があった。クロスが流れてからのセカンドボールをことごとく拾われて左右から崩されていたが失点しなくて助かったと言ってもいいような場面もあった。前節の甲府戦の反省を生かしてセットプレイをもっと注意しないといけないだろう。

後半のゲーム展開については割愛させて頂く。

◆ 今日の師匠

得点を決めた場面は非常に打点の高く、教科書通りのようなたたきつける素晴らしいヘディングだった。練習試合であったためかいつもの前線からのプレスはなりを潜めていたが、長谷川のミドルシュートを師匠自らブロックしたシーンはDFWとしての本領を発揮して圧巻な場面であった(笑)

◆ FC琉球

ウェブサイトにアップされていなかったので名前が分からなかったが、FC琉球の背番号4番の選手は非常にうまかった。鳥栖のゴール前でドリブルでかわして突破していったシーンは完全に1点ものであったし、組み立てにおいても落ち着いたボールさばきで両足でのキックも正確であった。左サイドの選手であったが今後Kyuリーグを見る機会があったらもう一度見てみたい選手であった。